夢のつり橋散策ガイド

夢のつり橋には美しい自然、
そして寸又峡の歴史が隠れています。
見どころを押さえて、夢のつり橋を
満喫してください。

もくじ

  1. 周遊コースマップ →
  2. 季節のみどころ →
  3. 夢のつり橋とは? →
  4. 注意事項など →

1.夢のつり橋周遊コースマップ

夢のつり橋へは寸又峡温泉街から歩いて約30分。
夢のつり橋を渡る一周約90分の周遊コース「寸又峡プロムナードコース」では美しい自然がたくさん見ることができ、リフレッシュに最適です。

寸又峡 夢の吊り橋の周遊コースマップ
夢のつり橋入場ゲート

徒歩20分

夢のつり橋入り口

徒歩8分 ※急な下り階段

夢のつり橋

徒歩15分 ※急な上り階段

尾崎坂展望台

徒歩10分

飛龍橋

徒歩20分

夢のつり橋入り口

徒歩20分

夢のつり橋入場ゲート

2.夢のつり橋 季節の見どころ

夢のつり橋の四季折々の美しい眺め。季節ごとのポイントをご紹介します。写真撮影の参考にもどうぞ。

寸又峡 夢の吊り橋を春に撮影した写真
撮影メモ:2021年4月3日 10時頃

春の夢のつり橋は、花と一緒にお楽しみください。
3月下旬から5月にかけて、ヤマザクラ、ミヤマツツジ、アカヤシオ、ヤマブキ、フジの花々が順番に咲き出します。

緑が深まるのは4月下旬以降。ゴールデンウィークを過ぎると、寸又峡はすっかり初夏の雰囲気になります。

寸又峡 夢の吊り橋を夏に撮影した写真
撮影メモ:2020年8月29日 6時30分頃

暑い夏は早朝がおすすめです。寸又峡温泉に泊まり、6時台に出掛けてみてください。
ひとけのない夢のつり橋をゆっくり楽しむことができ、また朝の山の空気は最高です。

寸又峡 夢の吊り橋を秋に撮影した写真
撮影メモ:2016年11月18日 14時頃

寸又峡の紅葉は例年11月中旬がピークで、この時期は夢のつり橋も大変にぎわいます。
混雑を避けるには、平日にお出掛けください。また早朝もおすすめです。

寸又峡 夢の吊り橋を冬に撮影した写真
撮影メモ:2018年1月13日 11時頃

冬期は混雑がなく、夢のつり橋を独り占めすることもできます。
ただ、夢のつり橋は深い谷間にあるため、日照時間がとても短く、特に1月は、夢のつり橋に陽があたるのは午後1時前後となるのでご注意ください。

その分、ほかの季節には見られない冬らしい青の景色をお楽しみください。

3.夢のつり橋とは?

そもそも夢のつり橋とは何でしょうか?なぜこんな谷間に架かっているのでしょうか?
夢のつり橋には、寸又峡の歴史が詰まっています。

山間に暮らす村人の生活の道でした

寸又峡 夢の吊り橋 昭和初期の頃のの写真
写真の真ん中に吊橋が架かっています。写真の撮影時期は定かではありませんが、昭和初期の夢のつり橋だと考えられます。

険しい山々に囲まれた寸又峡。ここには昔から点々と集落があり、木こりや村人が住んでいました。
今「夢のつり橋」として知られる吊橋は、そんな集落を行き来する人々の生活道でした。

夢のつり橋の先には湯山という集落があり、温泉地として知られていました。徒歩で湯山温泉に向かう当時の人々も、夢のつり橋を渡ったに違いありません。

昭和に栄えた森林鉄道

寸又峡 飛龍橋とトロッコの写真
材木を満載して「飛龍橋」を走るトロッコ。当時は鉄橋だったのです。

寸又峡温泉街から夢のつり橋へと伸びる道路。これはかつての森林鉄道の線路跡です。

昭和初期から昭和50年代にかけて、寸又峡を含む地域一帯は、豊富な森林資源を求めてたくさんの人々が働く林業地帯でした。

夢のつり橋を対岸へ渡り、そのまま周遊コースを歩いていくと、尾崎坂展望台に到着します。
ここには古いディーゼル機関車が展示されていますが、これがまさに当時の名残。こんな機関車が細い線路を、材木と人を載せて走っていたのです。

2021年も展示されているトロッコ客車の写真

道路から夢のつり橋を見下ろしながら、当時の寸又峡の様子を思い描いてみるのもいいかもしれません。

4.夢のつり橋お出掛け時の注意事項

夢のつり橋は寸又峡の深い渓谷にあります。時間にはゆとりを持ってお出掛けください。

歩きやすい服装と体調で

夢のつり橋までの道のりには、急な下り坂や階段があります。また、つり橋を渡った先は上り階段が続きます。
靴と体調を整えてお越しください。

  1. スニーカーなど、歩きやすい靴で。
  2. スマートフォンやカメラを落とさないように。
  3. 飲み物を持っていくと安心です。

通行時間にご注意ください

夢のつり橋は深い山の中にあります。みなさまの安全のために日没後の立ち入りを禁止しています。
夢のつり橋周遊コース「寸又峡プロムナードコース」を一巡するには、60〜80分かかります。時間にゆとりを持ってお出掛けください。

夢のつり橋入り口ゲート通行時間

開門7:00 ※季節や道路状況により、変更となる場合があります。
閉門日暮れ前(夏期 18:00/冬期16:00)

環境美化募金にご協力をお願いいたします

夢のつり橋の景観保護と安全対策のために寄付をお願いしています。
夢のつり橋入り口ゲートにてお支払いください。みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。

※いただいた募金は、夢のつり橋周遊コースの保全活動や安全対策に使用いたします。

混雑時の注意事項

夢のつり橋は古くて小さなつり橋です。
混雑時には、より多くのみなさまにお楽しみいただけますよう、下記の事項へのご協力をお願いいたします。

  • 夢のつり橋の定員は10名です
    定員オーバーの際は、橋のたもとに並んでお待ちください。
  • 混雑時は一方通行となります
    週末や大型連休、紅葉シーズンなどには、夢のつり橋の往復を禁止します。夢のつり橋を渡ったら、その先の階段へお進みください。
  • ハイシーズンの待ち時間についてご理解ください
    大型連休や紅葉の時期には、夢のつり橋を渡るまにでに、最大で3時間ほどの待ち時間が発生する場合があります。あらかじめご了承いただき、平日や朝方のお出掛けもご検討ください。